インタビュー撮影でカメラマンが注意している点

今回はトリニティーフォトでも写真撮影の機会が多いインタビュー撮影についてカメラマン目線で書いてみようかと思います。

 

インタビュー撮影はインタビュアー(質問を投げかける方)がいてインタビュイー(質問を受けて回答する方)がいて主にインタビュイーの方が話している様子を撮影します。*着席でのインタビューを想定しています。
時にインタビュアーの肩越しから撮影する場合もありますが割合はだいぶ少ない感じです。
また対談の場合と似ていますが対談とは大きな違いもあるのでこのあたりは勘違いするとニュアンスの違う写真となってしまうため注意が必要になります。

インタビュー撮影ではどのような雰囲気の表情を捉えるのか

写真の使用用途やどのような雰囲気で使うかが決まっている場合はその通りなのですが、通常は真剣な表情と柔らか(ニコニコしている)表情の両方を撮ることが多いのですが質問内容やインタビュアーさんの話の持っていき方によっても左右します。
表情について例えば会社に就職しようとする学生さんが見る採用ページであれば先輩社員が楽しい雰囲気で仕事の内容を話しているような感じであったりまたその対比で上司の方のインタビューでは楽しさもある中に厳しさもある内容であれば真剣な表情を押さえる必要もあります。
技を見せる職人さんなどは目力のある表情になるでしょう
基本的には使用用途が確定している場合以外は両表情を撮るとあとでセレクトの余裕が生まれます。

撮影においての注意点

注意しなけれいけないのが現地の照明とインタビュイーの姿勢や目線の2点があります。

◆現地の照明

・まず現地のインタビュー撮影を実施する部屋の照明ですがどのような照明か蛍光灯なのか電球色の照明なのかダウンライト的なものなのか外光が十分に入っているのか?で実際に当日にならないとわからない部分が多く外光が少ない場合は私の場合8割以上でストロボの光を付加します。
上から落ちてくる大概が演色性の悪い色の光は鼻の下に影を作ったり彫の深い顔の方は目のところが暗くなったりを避けるために使用しますが背景に外光が入る大きな窓があったり被写体から後ろに奥行きがあったり条件も様々なのでストロボの色を変換するフィルターは必須になります。

たとえLED蛍光灯で一見明るい部屋での撮影もほとんどストロボを使用します。
むらなく照らされた照明は光が周り過ぎてどこをみても均一すぎて写真にメリハリがないただの明るい写真になりかねないからです。
必ずストロボを使用しハイライトとシャドーが入るように心がけています。

◆姿勢、目線

・2つ目の姿勢、目線についてはインタビュイーの方がインタビューを何回も経験されておりそのあたりもわかっている場合は問題ありませんが初めての場合は注意が必要です。
姿勢については椅子に浅く座り背もたれにもたれかかっていたり逆に猫背になっていたりは注意ですね
このような場合は少しばかり正面よりで撮影し目立たないようにするしかありません基本写真は広めの画角で撮影するので実際記事にするときにいい感じでトリミングしてもらう感じですかね
問題は目線が上がらない場合は難しいです。
伏し目がちの方はどうしても自信がなさそうな雰囲気になってしまいがちで
場合により途中で声を掛けて目線をあげてもらうこともあります。
経過はどうあれ完成した記事でいい写真や表情になっていることが本人も喜ぶかと思いますのでそのあたりは躊躇しなく言ってしまいます。
WEB用の素材撮りでディレクションしながらの撮影とかであればそのあたりはコントロールできるのでやりやすいのですが取材撮影では敷居は高いですね

実績:インタビュー撮影
対応サービス:出張写真撮影

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